ディオールは、2024年ハイジュエリーコレクション「ディオラマ&ディオリガミ」の第2章を発表しました。このコレクションは、オートクチュールを彩るトーテム「トワル・ド・ジュイ」から引き続きインスピレーションを得ています。ブランドのジュエリー アーティスティック ディレクター、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌは、自然の要素とオートクチュールの美学を融合させ、美しいカラーストーンと精巧な金細工を駆使することで、気まぐれで詩的な生き物たちの世界を創り出しました。
「トワル・ド・ジュイ」は、綿、麻、絹などの素材に複雑で繊細な単色のデザインをプリントする18世紀フランスの捺染技法です。テーマには動植物、宗教、神話、建築などがあり、かつてはヨーロッパの宮廷貴族に好まれていました。
「トワル・ド・ジュイ」プリントの動物と植物の要素を取り入れた新作は、エデンの園を思わせる色とりどりの宝石が散りばめられた自然のワンダーランドを彷彿とさせます。鮮やかな茂みをゴールドで表現した3連のイエローゴールドネックレスは、パールとダイヤモンドが鮮やかな葉と雫を表現し、中央には金色のウサギがさりげなく隠れています。さらに、ゴールドのウサギが中央にさりげなく隠れています。サファイアネックレスは、白いマザーオブパールのスライスを池の形にあしらい、きらめく波のような自然な虹彩を放ち、池の水面をダイヤモンドの白鳥が自由に泳ぎ回っています。

ボタニカル&フラワーモチーフの中でも最も壮麗なのは、7色の異なるカラーストーンとファセットカットの石を組み合わせ、色鮮やかな花々の情景を描き出すダブルインターロッキングリングです。花にはダイヤモンド、ルビー、レッドスピネル、ピンクサファイア、マンガンガーネットがあしらわれ、葉にはエメラルドとツァボライトが縁取られ、豊かな視覚的階層構造を生み出しています。リング中央に配されたシールドカットのエメラルドがアクセントとなり、その豊かなグリーンが自然の生命力を鮮やかに描き出しています。
今シーズンの新作は、緻密な擬人化スタイルを継承するだけでなく、パリのオートクチュール工房で広く用いられた「プリーツ」技法を独創的に取り入れ、繊細な折り紙のように花や動物の輪郭を幾何学的なラインで表現しています。これは、ブランド創設者クリスチャン・ディオールが愛したオートクチュールの精神へのオマージュです。最も印象的なのは、ダイヤモンドの白鳥のシルエットを幾何学的なモチーフにあしらったペンダントネックレスです。カラフルな宝石をちりばめた花と、カーブカットの大きなオパールが、そのアクセントを添えています。
投稿日時: 2024年12月23日